ベネフィット、よく聞く言葉です。
でも、どんなときに、どんな風に使うのか?
また、コピーを書く上でベネフィットは
どういう意味を持つのか?
そもそもベネフィットとは、
その商品やサービスを買うことによってお客様が
得られるメリットのこと。
商品には、機能的な価値と得られる未来がある
誰でもが、同じだと思うのですが、もし、あなたが
商品もしくは、サービスを購入するときに、
商品のそのものの特徴を理解した上で購入すると
思います。
しかし、世の中、同じような機能を持った商品は
たくさんあります。
そのたくさんの商品の中から、これだ!と選ぶ理由は
日用品は、別として、ほぼ
その商品を手にした未来を購入している
と思います。
例えば、車。
単なる移動手段だったら、動けば良いですよね?
動けばいい、と言うことは、最低限の機能がついて
いればいいわけです。
・安全面
・乗員数
・雨に濡れない
など。
しかし、多くの人は、車を買うときに
・カッコいいな
・これで海に行きたいな
・家族を乗せても喜ばれる
・モテル(笑
などの購入したことによって得られるメリットを
考えて、車を買います。
コピーを書く上で、ベネフィットを書くことはとても大切
例えば、セールスコピーを書くとしてます。
その時に、商品の機能面だけをついつい熱く
語ってしまうなんてことがあるんですね。
しかし、その商品、サービスを購入することで
得られる未来をきちんと説明して、
・あなたの未来は、この商品を手に入れること
によって、こう変わりますよ、
と伝えることがとても大切になります。
結局、人は、感情で買い物をするんですね。
必要に迫られて買う、そんなときの買い物は、
ほぼ日用品でしょう。
しかし、ファッションや○○塾と言うものは、
自分にとって必要だと、言い聞かせ、購入に
いたることがとても多いのです。
冬に、温かいジャンバーが欲しいとします。
温かいだけだったら、失礼な話になりますが、
ブランドなんてものは、どうでもいいのです。
ところが、割と有名で高額なダウンジャケットを
購入すると
・ブランドのイメージ
が、購入者をより満足させてしまうのです。
そのブランドは、購入者にとって、ベネフィット
そのものなんですね。
コピーを書くときに、ベネフィットをもっと
押し出したほうがいい、とよく言われるのは、
お客様のウォンツに訴えていこうよ、と言う
ことなんです。
ニーズではなくて、ウォンツ。
ニーズは、必要なもの。
ウォンツは、欲しいもの。
トイレットペーパーでさえ、ニーズで購入しない
そんなことも考えられます。
購入者は、ちょっと高いけど、そのトイレットペーパーを
使うとお肌がすべすべになる、と言うキャッチを見て
購入したときは、ニーズではなく、ウォンツです。
ベネフィットを押し出す、
明るい未来を想像させ、
お客様の財布の紐を緩めてしまう、
そんな効果があるんです。
天野明
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