7つの習慣
個性主義と人格主義
実りある人生には、それを支える基本的な原則があり、原則を体得し、自分自身の人格に取り入れ内面化させて、初めて、真の成功、永続的な幸福を得られる。
個性主義は、テクニック的な意味合いが濃く、人格主義は、人そのものの在り方を見つめるもの。
ネットビジネスで簡単に例えるなら、個性主義でセールスをかけるとした場合、ブログ記事を毎日1記事更新すれば稼げるとか、コンサル指導を受ければ稼げない人はいないとか、そんな風に顧客心理を煽るような側面を持つことでしょうか。
それに対して、ネットビジネスでの人格主義とは、人を尊重し個性を伸ばすとか、同じベクトルを持った仲間と一緒にビジネスを構築しようというような提案を刺すものだと思います。
まず個性主義と人格主義の違いを知ろう!
個性主義
個性主義における成功とは、個性、社会的イメージ、態度・行動、スキル、テクニックなどによって、人間関係を円滑にすることから生まれると考えられています。
そのアプローチは、二つあり、
・人間関係と自己PRのテクニック
・積極的な心構え
というもの。
上記のアプローチのいくつかは、
・態度が成功を決める
・笑顔が友達を作る
・どんなことでも思い、信じれば達成できる
と言ったダメな時に励ましてくれるモノになったりする。
しかし、これら上記にあげたようなことは、テクニック的な意味合いが濃く、相手が自分を好きになるように仕向けたり、自分が欲しいものを得るために、相手の趣味に興味があるかのような振る舞いをしたり・・・。
これらは、即効性のある影響力のテクニック、力を発揮する戦略、コミュニケーションスキルと言えます。
個性主義を簡単にまとめると
人は、成功することに対して、振る舞いや習慣を「無理に」変えようとするものであり、何かに成功するための根本的なものではなく、木に例えるなら、枝葉のようなものと言えます。
これに対して人格主義とは
真の成功を勝ち取るためには、人格をしっかりと磨き上げることが必要だという考えです。
・誠意・謙虚・誠実・勇気・正義・忍耐・勤勉・質素・節制・黄金律
などを人生という大きな経験の中から、自然発生的に作られるものをしっかりと自覚して日々を過ごすと、形だけの成功ではなく、心豊かな成功へと近づくことができるし、上記にあげた人として基本の部分を磨き上げることができれば、最強なのです。
そこに、そのプラスαとして、枝葉である個性主義という考えを乗せることができればもはや揺るぎない成功へとステップを登って行くことができます。
事例
僕には、息子がいます。
彼は、小さい頃から優秀で、とにかく、何かに打ち込むと決めると自分が納得するまでやります。
そのやりたいことをするため、彼は、義務も果たすというある意味、最強のマインドを子供の頃から持っていました。
スキーの選手をしていたのですが、スキーが好きだからと言って、スキーだけの毎日を送るわけではなく、やらなければならない学校の宿題とか学校の生徒会なども積極的にこなしていました。
しかし、娘は正反対でした。
娘は、兄である息子の絶え間ない努力を見続けてきました。
すると、私には、そこまでできない、と簡単に諦めてしまうのです。同じように、私たち夫婦は、娘にも環境を与えたつもりです。
ですが、努力をすることがどれだけ大変なのか、目の当たりにしていましたから、そのハードルを超えることはありませんでした。
私たち夫婦は、そんな娘に、「なんでできないんだ」「どうしてやらないんだ」と事あるごとに言っていました。
ですが、これは、娘のためを思っての発言ではなく、私たちの優秀な娘であって欲しいという願望から生まれた言葉でした。
娘が高校生になって、就職を決めた時には、よく頑張って就職できたね、と労いの言葉をかけたのですが、私たちには、不安がありました。
努力をすることをせずに育ってきたしまった娘が、社会というルールの中でやっていけるのか、とても不安でした。
ところが・・・
娘は、就職してから、まるで息子が乗り移ったかのように、あらゆる努力をし始めたのです。
その彼女の行動は、私たち夫婦が「あーしなければいけない」「こーしなければいけない」と言わなくなってからのことです。
私たちは、娘に対して、個性主義すなわち笑顔で毎日を過ごしなさいとか礼節をわきまえなさいとか、そんな枝葉であることをたくさん言っていたのです。
ですが、就職が決まって、私たち夫婦が口にすることは、「謙虚でありなさい」「忍耐しなさい」という人格主義の言葉に変わっていた。
なので、娘も理解して、会社で働く中で、人格主義を貫き、まだ若いにも関わらず、責任あるポジションに抜擢されるようになったのです。
ネットビジネスでは
人格主義を思い描き、常に行動することがとても大切になります。
ビジネスの本質を学び、テクニックに走らないことがとても重要です。素の自分を表現するのも同様ですね。
また個性主義で行動すると本質を理解することができません。その場しのぎのテクニックばかりを追い求めていると本質を学ぶことができないので、大きく稼ぐことはできませんし、真の幸福を得ることもできません。
もちろん、テクニックも大事です。コピーライティングのスキル、セールスのスキル、マーケティングのスキルなどは、身につけて置くべきことでしょう。しかし、今の時代、そのテクニックだけで物が売れる時代ではありません。
むしろ、誰から買うかということがとても大事な時代なので、人としての本質の部分の成長がないといつまで経っても、ビジネスでの成長も望むことができないと強く思います。
まとめ
少し触れましたが、同じような商品を販売している人が二人いたとした場合、やはり人間的に魅力あふれた方から購入したいと思うものです。
最近、思うのですが、コピーの常套句として「仮想敵」を大きく作り込んで、自分はそんな輩とは一線を画すと言って、仮想敵をガンガン攻撃する、こんな例が稀にあります。
でも、そもそも仮想敵を作るという小手先のテクニックに走ってしまうって、その思考そのものがすでに人格的にいかがなものなのか、と思われてしまいます。
ですから、自分磨きをしっかりとしてビジネスに向き合うそんな姿勢がもっとも大切になるのです。
ぜひ参考にしてください。
天野
この記事へのコメントはありません。